カジノ業界の動向を追跡するCasinosnaviが報じたところによると、大阪夢洲の統合型リゾート(IR)開発が大きく前進し、2030年の開業がほぼ確実になったとの見通しが示されています。

夢洲駅開業でアクセス向上

2025年1月19日に開業した大阪メトロ中央線「夢洲駅」により、大阪中心部から夢洲への公共交通アクセスが確保されました。同駅は2025年大阪万博の来場者輸送を主目的としていますが、万博終了後は大阪IRへの主要アクセス手段として重要な役割を担います。

万博期間中は1日10万人を超える利用者が予想されており、交通インフラの整備により夢洲地区の将来的な観光拠点化が現実味を帯びています。

巨大観光拠点の誕生

大阪IRは、MGMリゾーツ・インターナショナル日本法人とオリックスグループが運営する「大阪IR」によって推進されています。開業後は海外から600万人、国内から1,400万人、合計2,000万人以上の来場者が見込まれ、年間事業収益は約5,200億円と予測されています。

2024年9月には運営事業者が夢洲の借地契約における解除権を放棄し、吉村大阪府知事は「2030年にIRが大阪ベイエリアに誕生することがほぼ確実になった」と発表しました。

建設工事は2025年春以降に本格着手

約49万㎡の敷地に建設される大阪IRは、2025年春以降に具体的な建設工事に着手予定です。一時は大阪万博への影響が懸念され工事の中断も検討されましたが、政府の調整により開発は継続されることになりました。

この統合型リゾートの開業により、大阪は国際的な観光・エンターテインメント拠点としての地位を大きく向上させることが期待されています。

本記事はCasinosnaviの大阪IR開発に関する報道を基に、旅行・宿泊業界向けに再編集・公開したものです。元記事の詳細な分析と最新情報については、日本最大級のカジノ情報サイトCasinosnaviの編集長である太田範兵氏の承認を得て掲載しています。

元記事:大阪IR進捗状況2030年開業に向けて